八つ頭

八つ頭は里芋の一種で、里芋は親芋を囲むように子芋、孫芋と付きますが、八つ頭は親芋と子芋が分かれず塊になります。まるで頭が八つくっつているように見えることから「八つ頭」と名付けられたといわれています。
末広がりの「八」と、親・子・孫と増えていく性質から「子孫繁栄」や人の「頭」になるようにという願いを込めて、縁起物としておせち料理によく使われます。
一般的な里芋に比べると粘り気は少なめで、里芋の風味と甘味があり煮物に最適です。果肉は粉質で煮物にするとやわらかくてホクホクとした食感になります。

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